Monthly Archives: 5月 2022
No.0048_0012
竜田川道
ソウレン道 -6
葬列(墓地への道)
古写真についての斑鳩町民の記憶
葬列は、垣内の長老が務める「鉦たたき」を先頭に葬連道を進んだ。
どこに家があっても必ずソウレン道の入口まで向かい墓地まで歩いて行くのが決まり。
1968(昭和43)年まで土葬だった。
No.0048_0011
竜田川道
葬儀
僧侶による儀礼
古写真についての斑鳩町民の記憶
喪主は白裃白袴を着た。親戚は白い着物を着て半紙で作った△の半紙を頭に付けた。
No.0048_0010
竜田川道
葬儀の日
1960(昭和40)年頃
古写真についての斑鳩町民の記憶
葬式は垣内(かいと)ジマイといい、垣内中が協力して行う。垣内長が葬儀委員長を務め、葬儀の役割を決める。紙に書いて掲示した。
その他メモ
葬儀準備の役割
1.穴掘り:(死亡した人の家に隣接する東西南北の四軒が受け持つ)埋葬地を決める権限があった。
2.道具作り:角塔婆(ヒノキ材を購入して角に加工し、寺で戒名を書いてもらう),ろうそく立て,提灯と旗
3.帳場:葬儀委員長や会計など五人で葬儀を取り仕切る
4.買い物:必要なものを王寺に買いに行く。掛帳で買い、葬式が終わってから会計が支払いに行く
5.休憩所:寺の僧侶の休憩所。近隣の家が受け持つ。
家の神棚に半紙を貼り、仏壇の扉を閉める。
No.0048_0007
竜田川道
ソウレン道 -5
墓地に続く坂道
古写真についての斑鳩町民の記憶
坂道は皆で力を合わせて霊柩車を押し上げた。
1968(昭和43)年まで土葬だった。
No.0048_0006
竜田川道
ソウレン道を行く -4
霊柩車の後に続く葬列
古写真についての斑鳩町民の記憶
ソウレン道の辻ごとにロウソクを立てた。火は付けない。
割った竹に細長く切った半紙を竹と半紙が縞模様になるように巻き付け、竹の先端を尖らせて、そこに受け皿として椿の葉を差し、ロウソクを立てた。
その他メモ
頭に△の半紙を付けた親族
No.0048_0005
竜田川道
ソウレン道を行く -3
1960(昭和40)年
ソウレン
古写真についての斑鳩町民の記憶
葬儀の家がどの位置にあっても、必ずソウレン道の入り口まで向かい、そこから墓地に向かった。
1968(昭和43)年まで土葬だった。
その他メモ
黒い傘 霊柩車
No.0048_0004
竜田川道
ソウレン道を行く -2
1965(昭和40)年
葬列
古写真についての斑鳩町民の記憶
葬列は垣内(かいと)の長老が務める鉦(かね)たたきを先頭にして進んだ。
その他メモ
割烹着姿の婦人達。 襷(たすき)を斜めに掛けた人びと。
No.0048_0003
竜田川道
ソウレン道を行く -1
お墓に向かって歩いている
古写真についての斑鳩町民の記憶
ソウレン道とは、葬列が進む墓までの道のこと。
喪主は白裃白袴を着た。親戚は白い着物を着て半紙で作った△(三角)を頭に付けた。
どこに家があっても必ずソウレン道の入口まで向かい墓地まで歩いて行くのが決まり。
No.0048_0001