No.9000_0009

斑鳩三塔の道

並松の参道

松のこも巻き 

その他メモ

『いかるがの心』創元社 1969(昭和44)年刊より

松のこも巻きは江戸時代から大名庭園で行われてきたとされる害虫駆除法で、マツカレハの幼虫(マツケムシ)を除去する方法のひとつ。マツカレハの中齢幼虫は、冬になると、地上に降り、枯れ葉の中などで越冬する習性を持つ。このため、11月頃、マツやヒマラヤスギの幹の地上2mほどの高さに、藁でできた「こも(菰)」を巻きつける。

撮影・写真提供
撮影者:村山清
撮影時期
1960年代頃
撮影場所
法隆寺1丁目