No.0048_0010
1960(昭和40)年頃
葬式は垣内(かいと)ジマイといい、垣内中が協力して行う。垣内長が葬儀委員長を務め、葬儀の役割を決める。紙に書いて掲示した。
葬儀準備の役割
1.穴掘り:(死亡した人の家に隣接する東西南北の四軒が受け持つ)埋葬地を決める権限があった。
2.道具作り:角塔婆(ヒノキ材を購入して角に加工し、寺で戒名を書いてもらう),ろうそく立て,提灯と旗
3.帳場:葬儀委員長や会計など五人で葬儀を取り仕切る
4.買い物:必要なものを王寺に買いに行く。掛帳で買い、葬式が終わってから会計が支払いに行く
5.休憩所:寺の僧侶の休憩所。近隣の家が受け持つ。
家の神棚に半紙を貼り、仏壇の扉を閉める。